※薬剤師としてこの薬で治って、この薬はダメと言った意味で記載するわけでは決してありません。
経験談として、記録しています。
症状を見て、医師が適切な物を処方するため、このブログを見たから〇〇がダメ!△△を使いたい!とかではなく、必ず先生に出された薬を使ってください。
それで合わない、効かないと思っても勝手にやめたりせず、先生に相談して一緒に治療方針を決めてください。(私も変更する時は勝手にやめずに、相談して変更していただいています。)
でないと、今の症状は何が原因(薬をやめたことなのか)で悪くなっているのかさらにわからなくなってしまいます。
- 怖がってすぐやめる
- 治ったと思ってすぐやめる
等の自己判断での中止が一番アトピーを長引かせます。
また、どんな薬を使っても、薬だけでは治りません。
薬は、炎症を抑えたり、アレルギー、かゆみは抑えますが、
そのかゆみやアレルギーの原因を取り除くものではありません。
アトピー性皮膚炎の治療は、薬だけではなく、大きく次の3つを組み合わせるのが一般的です。
- 薬物療法(外用ステロイド・免疫抑制剤・抗ヒスタミンなど)
- 保湿・スキンケア
- 悪化因子の対策(ストレス、食生活などの生活改善)
また、治療では最新のガイドラインに沿った薬物治療の更新が重要で、ステロイド外用薬だけでなく、外用PDE4阻害剤や新規内服薬も出てきています。
ご了承いただけた方は続けてお読みください。
こちらは私の使用記録なので、お薬についての説明は別で記録しています。
顔に湿疹が広がり始めた頃から、皮膚科へ通い始めました。
顔の治療薬(ロコイド・アルメタ・プロトピック)
最初に処方された顔用のステロイドは ロコイド軟膏 → アルメタ軟膏(どちらもミディアムランク)。
それでもまったく効かず、最終的には プロトピック軟膏を使いました。
★プロトピック軟膏とは
非ステロイド性で、免疫抑制による抗アレルギー薬です。
塗り方や注意点など、詳しくはこちら→
「良くなった!」と思った瞬間にまた急激に悪化したり……
希望と落ち込みを何度も繰り返しました。
プロトピック軟膏は、ステロイド軟膏よりは効いた感じがしました。
ただ状態が悪すぎる上で塗るととても痛い上、翌日はさらに真っ赤になるため、
ある程度ステロイド軟膏で抑えてから塗っていました。
それでもひりつくし、翌日は化粧ができないので、予定がある日の前日は使用せず、ステロイド軟膏にしていました。
頭皮の治療薬(アンテベートローション・コムクロシャンプー)
始めに処方されたのは アンテベートローション。
アンテベートは軟膏剤にもあるストロングランクのステロイド薬ですが、頭皮にも塗ることが出来るローションタイプです。
直接塗布したり、指の腹に取って、頭皮に塗ります。
これは他の部位に比べるとまだ効いている感覚がありましたが、やはり治った!と言う日は来ない。
そこで コムクロシャンプー を処方された時期もあります。
これもステロイドのお薬です。乾いた頭皮に塗り、15分後に洗い流すというものです。
これは怖いくらい痒みがなくなるんだけど、
“ちゃんと洗えてる感じがしない”のと “薬の強さが怖い”という気持ちがあって、
数回でやめて、結局アンテベートローションに戻りました。
手足の治療薬(アンテベート軟膏・デルモベート軟膏)
手足は アンテベート軟膏(ストロング)。
それでも抑えきれず デルモベート軟膏(ストロンゲスト) へ。
「もう後がない」と悟った瞬間でした。
全身がベタベタで、塗った瞬間の刺激で逆に痒くなることも。
内服薬(ビラノア・タリオン・アレロック)
ベースは ビラノア や タリオン。
でも私にはまったく効かず…。
唯一少しマシだったのは アレロック。
ただ、副作用の眠気が強すぎて、
「痒すぎて眠れない日」限定で使っていました。
薬が効かなくなっていく不安
見ての通り薬を続けているのにどんどん効きづらくなる。
ランクも強くなるばかりで、
「もう効く薬がなくなるんじゃないか」と不安でたまりませんでした。
薬剤師なのに、薬に対して疑心暗鬼になっていく…
最初はおでこだけだったのに、
治療を続けていくうちに
顔全体 → 首 → 頭 → 背中 → 腕 → お腹 → 足
と広がっていった感覚すらありました。
塗った部分は少し良くなっても、
痒みが「逃げて」別の場所に広がっていく感覚。
「今日はここの範囲はもう塗らない!」と良くわからない決まりを出してみたり。
当たり前だけどそうしても結局どこもかしこも痒い。
本当に気が狂いそうでした。
薬を手放した日
でも治った日が来ました。
それは変わらず、薬を使い続けたからでした。
薬はやめたのではなく、”ある日卒業する日が来た”そんな感覚に近いです。
冒頭にも書きましたが、薬がそれまで効かなかったのは、
たくさんの原因をその間ずっと、持ち続けていたからでした。
薬は原因は取り除けないのです。
抗ヒスタミン薬は痒み、ステロイド薬は炎症を抑えるだけだから。
アトピーを治したのは間違いなく薬だけど、薬だけが治せたわけではなかったのです。
繰り返しになりますが、
- 薬物療法(外用ステロイド・免疫抑制剤・抗ヒスタミンなど)
- 保湿・スキンケア
- 悪化因子の対策(ストレス、食生活などの生活改善)
信じて薬を使い、改善すべき点を改善するのがアトピー寛解への近道です。
追記:5gチューブの謎
「5gチューブって何のために存在してるの?」
正直、1日でほとんど使い切ってしまう量でした。
けど量が増えても5gチューブを大量に出されて、
今思えば面白いです。


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