③実際に使用した処方薬

 

 

※薬剤師としてこの薬で治って、この薬はダメと言った意味で記載するわけでは決してありません。

経験談として、記録しています。

症状を見て、医師が適切な物を処方するため、このブログを見たから〇〇がダメ!△△を使いたい!とかではなく、必ず先生に出された薬を使ってください。

それで合わない、効かないと思っても勝手にやめたりせず、先生に相談して一緒に治療方針を決めてください。(私も変更する時は勝手にやめずに、相談して変更していただいています。)

でないと、今の症状は何が原因(薬をやめたことなのか)で悪くなっているのかさらにわからなくなってしまいます。

そして結果的には薬もきちんと使って、治りました。

 

ご了承いただけた方は続けてお読みください。

 

 

 

顔に湿疹が広がり始めた頃から、皮膚科へ通い始めました。

⬛︎顔の治療

最初に処方された顔用のステロイドは ロコイド軟膏 → アルメタ軟膏。

それでもまったく効かず、最終的には プロトピック軟膏を使いました。

「良くなった!」と思った瞬間にまた急激に悪化したり……

希望と落ち込みを何度も繰り返しました。

 

プロトピック軟膏は、ステロイド軟膏よりは効いた感じがしました。

ただ状態が悪すぎる上で塗るととても痛い上、翌日はさらに真っ赤になるため、

ある程度ステロイド軟膏で抑えてから塗っていました。

それでもひりつくし、翌日は化粧ができないので、予定がある日の前日は使用せず、ステロイド軟膏にしていました。

 

■ 頭皮の治療

頭には アンテベートローション。

これは他の部位に比べるとまだ効いている感覚がありましたが、やはり治った!と言う日は来ない。

そこで コムクロシャンプー を処方された時期もあります。

これもステロイドのお薬です。

これは怖いくらい痒みがなくなるんだけど、

“ちゃんと洗えてる感じがしない”のと “薬の強さが怖い”という気持ちがあって、

数回でやめて、結局アンテベートローションに戻りました。

 

■ 手足の治療

手足は アンテベート軟膏(ストロング)。

それでも抑えきれず デルモベート軟膏(ストロンゲスト) へ。

 

「もう後がない」と悟った瞬間でした。

全身がベタベタで、塗った瞬間の刺激で逆に痒くなることも。

 

 

 

■ 内服薬

ベースは ビラノア や タリオン。

でも私にはまったく効かず…。

 

唯一少しマシだったのは アレロック。

ただ、副作用の眠気が強すぎて、

「痒すぎて眠れない日」限定で使っていました。

 

 

 

 

■ 薬が効かなくなっていく不安

見ての通り薬を続けているのにどんどん効きづらくなる。

ランクも強くなるばかりで、

「もう効く薬がなくなるんじゃないか」と不安でたまりませんでした。

 

 

薬剤師なのに、薬に対して疑心暗鬼になっていく…

 

 

最初はおでこだけだったのに、

治療を続けていくうちに

顔全体 → 首 → 頭 → 背中 → 腕 → お腹 → 足

と広がっていった感覚すらありました。

 

 

塗った部分は少し良くなっても、

痒みが「逃げて」別の場所に広がっていく感覚。

 

「今日はここの範囲はもう塗らない!」と良くわからない決まりを出してみたり。

当たり前だけどそうしても結局どこもかしこも痒い。

本当に気が狂いそうでした。

 

 

 

でも治った日が来ました。

それは変わらず、薬を使い続けたからでした。

薬はやめたのではなく、”ある日卒業する日が来た”そんな感覚に近いです。

 

 

薬がそれまで効かなかったのは、

たくさんの原因をその間ずっと、持ち続けていたからでした。

 

 

薬は原因は取り除けないのです。

抗ヒスタミン薬は痒み、ステロイド薬は炎症を抑えるだけだから。

 

アトピーを治したのは間違いなく薬だけど、薬だけが治せたわけではなかったのです。

 

では何が良かったのか。

ブログのトップに並んでいる項目が全てです。

これから順番に載せていきます。

 

 

 

 

追記:5gチューブの謎

「5gチューブって何のために存在してるの?」

正直、1日でほとんど使い切ってしまう量でした。

けど量が増えても5gチューブを大量に出されて、

今思えば面白いです。

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