※薬剤師としてこの薬で治って、この薬はダメと言った意味で記載するわけでは決してありません。
経験談として、記録しています。
症状を見て、医師が適切な物を処方するため、このブログを見たから〇〇がダメ!△△を使いたい!とかではなく、必ず先生に出された薬を使ってください。
それで合わない、効かないと思っても勝手にやめたりせず、先生に相談して一緒に治療方針を決めてください。(私も変更する時は勝手にやめずに、相談して変更していただいています。)
でないと、今の症状は何が原因(薬をやめたことなのか)で悪くなっているのかさらにわからなくなってしまいます。
そして結果的には薬もきちんと使って、治りました。
ご了承いただけた方は続けてお読みください。
顔に湿疹が広がり始めた頃から、皮膚科へ通い始めました。
⬛︎顔の治療
最初に処方された顔用のステロイドは ロコイド軟膏 → アルメタ軟膏。
それでもまったく効かず、最終的には プロトピック軟膏を使いました。
「良くなった!」と思った瞬間にまた急激に悪化したり……
希望と落ち込みを何度も繰り返しました。
プロトピック軟膏は、ステロイド軟膏よりは効いた感じがしました。
ただ状態が悪すぎる上で塗るととても痛い上、翌日はさらに真っ赤になるため、
ある程度ステロイド軟膏で抑えてから塗っていました。
それでもひりつくし、翌日は化粧ができないので、予定がある日の前日は使用せず、ステロイド軟膏にしていました。
■ 頭皮の治療
頭には アンテベートローション。
これは他の部位に比べるとまだ効いている感覚がありましたが、やはり治った!と言う日は来ない。
そこで コムクロシャンプー を処方された時期もあります。
これもステロイドのお薬です。
これは怖いくらい痒みがなくなるんだけど、
“ちゃんと洗えてる感じがしない”のと “薬の強さが怖い”という気持ちがあって、
数回でやめて、結局アンテベートローションに戻りました。
■ 手足の治療
手足は アンテベート軟膏(ストロング)。
それでも抑えきれず デルモベート軟膏(ストロンゲスト) へ。
「もう後がない」と悟った瞬間でした。
全身がベタベタで、塗った瞬間の刺激で逆に痒くなることも。
■ 内服薬
ベースは ビラノア や タリオン。
でも私にはまったく効かず…。
唯一少しマシだったのは アレロック。
ただ、副作用の眠気が強すぎて、
「痒すぎて眠れない日」限定で使っていました。
■ 薬が効かなくなっていく不安
見ての通り薬を続けているのにどんどん効きづらくなる。
ランクも強くなるばかりで、
「もう効く薬がなくなるんじゃないか」と不安でたまりませんでした。
薬剤師なのに、薬に対して疑心暗鬼になっていく…
最初はおでこだけだったのに、
治療を続けていくうちに
顔全体 → 首 → 頭 → 背中 → 腕 → お腹 → 足
と広がっていった感覚すらありました。
塗った部分は少し良くなっても、
痒みが「逃げて」別の場所に広がっていく感覚。
「今日はここの範囲はもう塗らない!」と良くわからない決まりを出してみたり。
当たり前だけどそうしても結局どこもかしこも痒い。
本当に気が狂いそうでした。
でも治った日が来ました。
それは変わらず、薬を使い続けたからでした。
薬はやめたのではなく、”ある日卒業する日が来た”そんな感覚に近いです。
薬がそれまで効かなかったのは、
たくさんの原因をその間ずっと、持ち続けていたからでした。
薬は原因は取り除けないのです。
抗ヒスタミン薬は痒み、ステロイド薬は炎症を抑えるだけだから。
アトピーを治したのは間違いなく薬だけど、薬だけが治せたわけではなかったのです。
では何が良かったのか。
ブログのトップに並んでいる項目が全てです。
これから順番に載せていきます。
追記:5gチューブの謎
「5gチューブって何のために存在してるの?」
正直、1日でほとんど使い切ってしまう量でした。
けど量が増えても5gチューブを大量に出されて、
今思えば面白いです。


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